3大疾病リスクスクリーニング検査

アミノインデックス®リスクスクリーニング検査(AIRS®)

 一度の採血で3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)糖尿病および認知症の発症リスクを評価する、日本人を対象として開発された検査です。

 人の血液には20種類以上のアミノ酸が含まれています。通常、その濃度比率は一定に保たれるようにコントロールされていますが、がんや生活習慣病などにかかるとアミノ酸の濃度バランスが変化し、病気の種類によって特有のパターンを示します。

 アミノインデックス®リスクスクリーニング検査は血液中のアミノ酸の濃度を測定し、健常人とのアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)、糖尿病および認知症の発症リスクを評価する検査です。

検査項目

血液検査(5ml)により下記のような項目を評価致します。

・現在、がん(胃がん・肺がん・大腸がん・膵臓がん・前立腺がん・乳がん・子宮がん・卵巣がん)に罹患している可能性

・10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク

・4年以内に糖尿病を発症するリスク

・将来的なアルツハイマー型認知症を発症するリスク

費用

健康保険対象外(自費)の検査になります。

25,000円(税込)

検査前の注意事項

 アミノインデックス®リスクスクリーニング検査は、来院時に検査予約が必要になります。

 血液中のアミノ酸バランスに影響を与える可能性がありますので、食事後8時間以上あけて、午前中に受診して下さい。検査当日、運動はお控え下さい。またアミノ酸のサプリメント、アミノ酸含有スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳、ジュースなども食事と同様にお控え下さい。

検査対象外

※ 検査時に妊娠されている方、授乳中の方、がん患者(治療中を含む)の方、先天性代謝異常の方、透析患者の方は、数値に影響が出ますので、検査は受けられません。
※ 糖尿病の方(治療中を含む)でも結果が出力されますが、AILS(糖尿病リスク)値やAILSランク評価、検査結果に基づくタイプについては評価対象外となります。

※ 認知機能低下のリスク評価は49歳以下の方には適応になりません。

 3大疾病といわれているがん・脳卒中・心筋梗塞を発症すると取り返しのつかない後遺症を残し生活が一変する場合もよくあります。命に関わる場合もあります。日常生活に支障をきたす3大疾病の発症リスクを検査しておくことは将来の生活設計において大切なことではないでしょうか?また、日本の認知症患者は年々増加傾向にあり、2025年度には約700万人に増えると言われています。アルツハイマー型認知症の特徴である脳へのアミロイドβの蓄積は認知症発症の約20年前から始まると言われています。認知症は症状が軽度な初期のうちに治療を開始すれば、症状の進行を抑えられると言われています。

 ご心配の方にはぜひ、お勧めしたい検査です。これらの検査は健康診断と一緒にすることもできます。詳しくは医師にご相談下さいね。