2019/7/16(火)

　今日のお昼休みは、慢性疼痛治療薬のワントラム錠®︎（ファイザー製薬）について勉強会を行いました。ワントラム錠®︎は１日１回の内服で24時間継続して痛みのコントロールが出来る非オピオイド製剤です。(速やかに血中濃度を上げる)速放層と(安定した血中濃度を維持する)徐放層の２層構造になっており、内服後、約一時間で痛みをやわらげる効果が発揮されます。

　ワントラム錠®︎が画期的なのは、今までの疼痛治療薬が１日に数回内服をしなければならなかったのに比べて、１日１回の内服で24時間痛みのコントロールが出来ることです。夜の間に薬の効き目が切れ、痛みのために目が覚めたり、眠れず辛い思いをされている方にはぴったりのお薬です。慢性的にこのような辛い痛みとつきあっている患者さまは、ぜひご相談下さい。

　痛みは、病気とつき合う上で何よりも辛い症状ですよね。慢性疼痛ではないのですが、僕も、前に肋骨を骨折したときに痛くて眠れず、とても辛かったのを覚えています。薬のコントロールをすることで、慢性疼痛に悩まされている患者さまの痛みが少しでも楽になれば幸いです。

　副作用として、便秘や吐き気がありますが、それぞれの症状に合わせたお薬を合わせて処方しておりますので、ご安心下さい。

ファイザー製薬のMRさん、ありがとうございました。