2019/7/9(火)
みなさんこんばんは。今日は朝から少し肌寒かったですね。
本日のお昼休みは、過活動膀胱の新しい治療薬であるベオーバ®︎(杏林製薬)の勉強会を行いました。
過活動膀胱とは、加齢やさまざまな原因により膀胱が過敏になり、自分の意思に反して収縮してしまう病気です。症状としては、急におしっこがもれそうになったり、もらしてしまう、おしっこの回数が多くなり、夜寝てからも頻回におしっこに起きるなどです。40歳以上の日本人の8人に1人が、過活動膀胱によって日常生活に支障をきたしているといわれています。
治療薬としては次の二つの作用を持つものが使われています。
- 抗コリン薬
膀胱が勝手に収縮してしまうのを抑えておしっこをたくさんためられるようにします。副作用として、口がかわく、便秘、物がかすんでみえる、めまいなどがあります。
2. β3受容体作動薬
膀胱の筋肉をゆるませ、膀胱を大きくしておしっこをためやすくします。
簡単に言うと、「抗コリン薬が膀胱の収縮を抑制するお薬で、β3受容体作動薬は膀胱の弛緩を促進するお薬」です。どちらも、膀胱におしっこを貯めやすくするためのお薬です。
ベオーバ®はβ3受容体作動薬で、効果発現まで約2週間といわれており、今までの治療薬と比べ即効性があるとのことで期待しています。
今日は、勉強会の写真を撮ってみました。杏林製薬株式会社のMRさん、ありがとうございました。